2013-07-16から1日間の記事一覧

十分に哲学者―池内紀『カント先生の散歩』〜双魚書房通信(14)〜

池内紀は贔屓の書き手だけど、対象がカントじゃなあ。 そういう本読みも安心していい。著者が自分でこう書いている。 たいてい、名前だけなら知っている。哲学者カントである。いつ、どこで名前を知 ったのかは覚えていない。(中略)いずれにせよ名前だけで…