2014-05-18から1日間の記事一覧

ある種族への鎮魂歌〜双魚書房通信(15)

富士川義之著『ある文人学者の肖像―評伝・富士川英郎』 名声ある父親について筆をとるのは、どうも息子より娘のほうが多いようである。森茉莉、幸田文、萩原葉子、室生朝子と女流ではこれだけの名がすぐにあがるけど、繰り返し偉大な父親の伝記をものした息…