今回の騒動でまず浅ましい(これは古語の意味で。つまり「あまりの事態に驚き呆れる」)と思ったのは、いまだにこんな政治風土が残存してたんだなあ、ということ。まるできだみのる(『気違ひ部落周游紀行』)か武田百合子(『富士日記』)の世界を見てるかのよう。民俗学や社会人類学の先生がた、これほど絶好の研究材料を放っておくという手はありませんよ。群馬で一大調査プロジェクトあってしかるべし。
林達夫が生きてたら、そして珍しいことにペンを執る気になったとしたら、優雅にして俊辣極まる批評文の傑作が出来てたろうな。残念。
代議士の中にお題目のように国益国益と唱える手合いをよく見ますが、こういうタカリ体質が骨がらみとなった(ちなみに言う、骨がらみとは元々病患の深く治し難い段階に陥ったことを指す)有権者を接待づめに接待して籠絡しながら、刑務所だの産廃処理施設だの原発だのを我が選挙区に誘致する裏工作をやってのけるほどの憂国の士はどこを探してもいないようである。
今こそ中之条町に原発を! 一宿一飯の恩義といううつくしい日本語を忘れてはいけない。
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