空腹(からふく)かに?

 正月行状記。といっても二日以外はずっと仕事してたから、大したこともありませんが。

 三十日は恒例『IZARRA』でのシャンパンパーティー。わいわい呑んでいるうちに気付けば三時になっていた。慌てて帰ったが、翌日はずっとシャンパンの匂いがしていた。

 大晦日。当然のことながらおせちなどは一切準備せず。酢茎と焼き海苔で呑み、年越し蕎麦(鴨南蛮)を食う。鴨肉は池之端『蓮玉庵』のように、下が見えないくらいびっしり敷き詰める。こういう時はやっぱり東京風の濃い出汁がよろしい。長葱は鴨の脂で炒めておく。針柚子もたっぷり。昨日の疲れもあるので、年越しまでもたず、寝てしまう。

 元日。仕事がえりに、これも吉例で阪急六甲『彦六鮓』へ。年配のゆとりある暮らしの方ばかりで、和やかに話をしながら呑む。三宮に少し寄ってみたがどこも不景気でびっくりした。

 二日。昼過ぎに起きて芹雑炊を食べ、三宮に靴を買いに行く。これだけは正月らしい行動。夕刻これまた恒例となった『いたぎ家』昼酒に顔を出す。しかしあまり呑めない。夜は『播州地酒ひの』でてっちりの予約をしているのである。

 同僚・芒男と、芒男の友人(京都でキュレーターをしており、自身も造形作家)、大学の後輩(息子のような年齢なのだ)という不思議な取り合わせの四名で鍋を囲む。

 この鍋がすさまじかった。河豚の身を盛った皿、片手ではもてないくらいだったからなあ。ひたすらに河豚を食べまくる。もちろん最後の雑炊の旨いの旨くないのって、天地の精髄ここに凝るという滋味でありました。日野さん、有り難うございました。

 そうそう。ここで予約していたカラスミを戴いたのだが、あまりのデカさにビビってしまう。画像のっけちゃいますね。これで一万円は、何かオカシイ、という気がする。親分、有り難う!

 で、三日以降もしこしこ仕事をしていたのですが、そして明日はヴェネツィアに発つ日ということでおとなしく過ごすつもりだったのですが、ひのブログを読んで猛烈に『テラサナ』さんのパスタが食べたくなり、ふらふらと三宮に出てしまう。

 烏賊の藁焼きが旨かった!そしてもちろん蟹みそのパスタも猛烈に美味だった!それにしても親分、「人類史上最旨」なんて人騒がせな殺し文句、そうそう使わねえでくだせえ。

 帰りに『いたぎ家』に寄り、ヴェネツィアへの手土産の酒を受け取る。いたぎブラザーズのご両親丹精になる干し大根もいただく。ヒコーキに乗るまえに沢庵を漬けなければならぬ。とうさま・かあさま有り難うございます。

 というわけで。皆様、Ci vediamo!




これは如何なものか。
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