メリケンパークでのBBQイベント。出店は《神戸オールスターズ》といっても大袈裟ではない顔ぶれだったから、店の名前を記録のために掲げておく。
モゴット、柏木、梵讃、マメナカネ惣菜店、clap、寿志城助、嘉集製菓店、la luna、クチヅケ イルバール、料和 大道、Nick、ラシック、海月食堂、メゾンムラタ、アワとワインとシェリーとチーズ、バー コネクション、バー シャラ、神戸ロバアタ商會、ホルモンバルBovin、河内鴨料理田ぶち、食堂晴レ男、ビストロギャロ、料理屋植むら、ウサギのハネル、アサヒビール、エノテカ
壮観というか圧巻ですな。それにしても、極上を通り越したような晴天で、こちらの方が炙り焼きにされてる、という按配であった。ビール五杯、ハイボール六杯、それにモヒートとレブヒートを二杯ずつ呑んだだけでも充分参加費の元は取れたというもの。まだまだ行けてないお店が多いので、その雰囲気の一端なりとうかがえたのは喜ぶべし。
さて八月の本・・・結局は『ゲーム・オブ・スローンズ』を今公開されてる第7シーズンの最後まで見てしまい(惜しめ惜しめと自戒しながら)、現在はいわばスローンズ・ロス状態。ので、それほど読んでません、という言い訳であります。『スローンズ』の新作が見られない以上(泣)、九月はじゃんじゃん読むぞうっ。
○吉岡信『江戸の生薬屋』(青蛙房)
○ニコス・カザンザキス『キリストはふたたび十字架にかけられる』(藤下幸子・田島容子訳、教文館)
○バーバラ.W.タックマン『遠い鏡 災厄の14世紀ヨーロッパ』(徳永守儀訳、朝日出版社)
○トビー・グリーン『異端審問 大国スペインを蝕んだ恐怖支配』(小林朋則訳、中央公論新社)
○中平希『ヴェネツィアの歴史 海と陸の共和国』(創元世界史ライブラリー、創元社)
○八木沢敬『「数」を分析する』(岩波現代全書、岩波書店)
○森和也『神道・儒教・仏教 江戸思想史のなかの三教』(ちくま新書、筑摩書房)
○『藤森照信の建築探偵放浪記 風の向くまま気の向くまま』(経済調査会)
○鹿島茂『カサノヴァ 人類史上最高にモテた男の物語 上下』(キノブックス)
○池内紀『闘う文豪とナチス・ドイツ トーマス・マンの亡命日記』(中公新書、中央公論新社)
○テリー・イーグルトン『文学という出来事』(大橋洋一訳、岩波書店)
○ヨハネス・デ・テプラ『死神裁判 妻を奪われたボヘミア農夫の裁判闘争』(青木三陽、石川光庸共訳、現代書館)・・・文学的珍品。15世紀の作。愛妻を喪った農夫が、死神相手に訴訟を起こすという筋立てで、農夫・死神が代わる代わるに陳弁する。双方の言い分を聞いてると、具合悪いことに、どうも死神の主張の方が真っ当なのである。キリスト教文化圏では死神の地位ってどうなってるんだろうな、そ言えば。
○大高保二郎『ベラスケス 宮廷のなかの革命者』(岩波新書、岩波書店)
○J.M.クッツェー『モラルの話』(くぼたのぞみ訳、人文書院)
○ポール・モラン『黒い魔術』(吉澤英樹訳、未知谷)
クッツェーとモラン(『夜ひらく』の小説家)の短篇集は愉しめた。後者は中米などを舞台にした連作で、世界的に影響を与えたらしい。たしかに鯨馬の大好きな《独裁者モノ》(アプダイクの『クーデタ』とか、ウォーの『黒いいたづら』とか)のあれこれが自然と連想される。グレアム・グリーンなんかはどうなんだろう。
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