二百七十字の八戸

 鮨大沢昼の酒八仙試飲がわんこ酒状態鬼門青魚祭魚屋烏賊運び込む蜘蛛の糸女将さんやっぱり美人はっちで菊見て下田イオン尾形の馬刺しに桜鍋割烹丹念大将闊達大間鮪流石八戸天ぷら初体験KIMU家の大将ともようやく会えた酒BARツナグは元蔵人酒蔵事情が面白い郷土史頂くmamoさん感謝日曜朝は館鼻岸壁朝市豊饒混沌小宇宙狂喜乱舞で食べまくる茸に干物買いたかったブロンズグリルでハンバーガーついでに番丁庵の昼酒肴酒蕎麦なべて佳し八戸公園遠かりきされども紅葉燦然とサカナヨロコブ烏賊ワタルイベはお定まりらぷらざ鯨汁もお定まり思いは既に二月のえんぶりに飛んでいる

 以下は覚え書きというまで。

佐藤優『「日本」論 東西の革命児から考える』(KADOKAWA)・・・「革命児」とはルターと日蓮。『立正安国論』を王法第一仏法第二とする学者の解釈がおかしいことを丁寧に論じる。また世間に流布する矯激な攻撃手(ほとんどネトウヨのようだ)というイメージは実体とズレがあることも指摘する。
○ニコラス・J・ベーカー・ブライアン『マーニー教 再発見された古代の信仰』(青木健訳、青土社
○三浦佑之『神話と歴史叙述』(講談社学術文庫
エドマンド・バークフランス革命についての省察』(二木麻里訳、光文社古典新訳文庫)・・・実に暢達な訳。小見出しも親切でよろしい。
○クレア・プレストン『ミツバチと文明 宗教、芸術から科学、政治まで文化を形づくった偉大な昆虫の物語』(倉橋俊介訳、草思社
○小林道彦『近代日本と軍部 1868―1945』(講談社現代新書)・・・この分野の標準的な参考書になりそう。
中村安希『もてなしとごちそう』(大和書房)
○大角修『日本仏教の基本経典』(KADOKAWA選書)
○大場秀章『名画の中の植物』(八坂書房
○吉田一彦・上島亨編『日本宗教史Ⅰ 日本宗教史を問い直す』(吉川弘文館
植田彩芳子・中野慎之『近代京都日本画史』(求龍堂
中谷礼仁『実況・近代建築史講義』(LIXIL出版)
中村哲郎『勘三郎の死 劇場群像と舞台回想 評話集』(中央公論新社
○青木健『ペルシア帝国』(講談社現代新書
神塚淑子道教思想10講』(岩波新書
○奥村彪生『おいしくアレンジ!まいにち使える江戸レシピ 奥村彪生の豆腐百珍卵百珍』(NHK出版)
○バーバラ・ワーセイム・タックマン『八月の砲声』上下(山室まりや訳、ちくま学芸文庫)・・・第一次世界大戦史。
塩村耕『江戸人の教養』(水曜社)・・・三河岩瀬文庫の調査に長年尽力されてきた著者が、文庫のなかから興味深いものを拾い出し、エッセンスを伝えてくれる。末尾の一文も決まっていてよい。つまりこれは「博く書を求めてその抄をつくるという江戸の随筆の骨法」(石川淳)に則った一書。
○『皆川博子随筆精華 書物の森を旅して』(河出書房新社)・・・編者日下三蔵
○ジョン・アレン『美食のサピエンス史』(成広あき訳、羊土社)
上田信『人口の中国史』(岩波新書)・・・交易が文明の定義とする導入から始まり、全篇たいへん刺戟的。歴史学のものの見方の偏りを正すのにうってつけ・・・というか本書を読むまでそんなの気がつきもしなかった。

 

 

人口の中国史――先史時代から19世紀まで (岩波新書)