沈香も焚かず・・・

 記事の更新もないままにはや十日。連夜遊び回って、書く暇もない・・・わけではないし、かといって料理や本の話でまったくネタがない・・・わけでもないのだけれど、気がつけば一週間が過ぎていた、という感じです。

 年来の夢の一つに、うーんと長生きする、どちらかといえば下等な生物(ワニとか、未開の深海だか密林だかに棲む恐竜の生き残りだとか)に生まれ変わるというのがある。なんでそれが望みかというと、ぼーっと一寝入りして起きたら、世界は百年ほど経っていたという経験がしてみたいのだ。まあ、本人(?)にはそれに気づくほどの知性もないのだろうが。恍惚の域とはこういうものだろうか。

 今週末にはふだん歌仙を巻いている連衆が拙宅に集まり、初の(連)句会(今まではメイルで遣り取りしていた)を催す。その報告ではあまりに間が空きすぎるので、この一週間ほど、印象に残ったものを、ただしなんだかアタマがまわらぬので、名詞の列挙とその注釈という形で振り返ってみることにする。(順不同)訳が分からんでしょうが。

 鯒の洗い(初挑戦で成功)。ピエーロ・カンポレージ『風景の誕生』(アラン・コルバンを論駁。痛快)。ミントの生命力。トマトと卵の中華炒め。ピンチョン(!)『メイスン&ディクスン』(ゲゲゲ・・・?)。独吟満尾。朝食にパンケーキがっつり。衝動買いでビフテキ400グラム。『スターウォーズ』レゴスター。焼鳥屋のおそろしく無愛想なねーちゃん。ドルフィンキックで腰痛し。『進化論の何が問題か』。小野正嗣『ヒューマニティーズ 文学』。グッピー一匹★となる。オリジアスは無事産卵。茄子の漬かりが悪い。胡瓜は絶好調。ドラクエⅩ。ワインセラー壊れる。モンテーニュ

 こういう表現はどう考えても精神の頽廃、少なくとも怠惰以外の何者でもありませんな。来週はもう少しまじめにルコールを注入して記事を載せる所存であります。