2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

KG制覇計畫・其ノ壱

酒の勢いでつい要らぬ約束をしてしまうという話、ありますね。某某飲み屋のネエちゃんにごはん奢る約束、いつしたんかなあ、なんて。鯨馬もちょっと慌てることが時折あります。裏を返せば、ほっとくとなかなか進まない話も弾みがつく、とも言える訳で、今回…

酢を吸う三人

三月生まれの三人が集まってささやかな誕生会をした。うち一人は呑み屋をやっているので、そこに各々料理酒を持ち込んで気張らずに呑もうという集まり。年齢も職業もばらばらながら、なんとなく呑み友だちというだけで、なんとなく集まって、騒ぐでもなく愚…

「名誉」の男〜双魚書房通信(16)〜

『世界収集家』の書評なのだが、たしかボルヘスのエッセーに本書の主人公リチャード・フランシス・バートンを扱ったものがあったぞ・・・と思い出して『永遠の歴史』を取り出す(ちくま学芸文庫)。 件の一篇は「『千夜一夜』の翻訳者たち」という。久々に読…

ほしざかな

水ぬるむ頃や女のわたし守 蕪村 という時季なので、三連休の初日、四つある水槽すべての大掃除に取りかかる。 という予定だったが、当日起きてみるに寒の戻りのような冷え加減。しかし今月はここより他にまとまった休みもないので、水の冷たさを覚悟して決行…

四日の桃

十日の菊なら三島由紀夫の作品名にもなってるし、六日のあやめでもまだ様になるけど、桃だとなんだか熟れすぎも越えて饐えた匂いを漂わせつつ、汁がじゅくじゅくと垂れてきそうな感じ。でも、まあ、それに近い状態。一日遅れの雛料理となったのは、前日まで…