2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

宴の余韻

奈良に遊んだ翌日は同僚との飲み会。一応焼き肉屋での開催ではあったのだが、いやあよく呑んだ。ビールから始まり、赤ワインが四本?五本?店の在庫が切れるまで呑んで肝腎の肉が添え物のようになってしまった。一人で平らげたわけでは無論ないけれど、こち…

せんとくんを避けて〜奈良の旅〜

偏窟なので、紅葉シーズンはどうせ京都は大賑わいだろう、と奈良に出かけた。遷都ブームももうさすがに落ち着いているだろうと期待したのである。 思えばもう十年近く来ていない。神戸に住む人間として、乗り継ぎがいかにも面倒そうなのが原因だった。いまは…

出でよ粋判官

神戸マラソンで思ったこと。この街は東西の幹線を断たれるとホントになんにも機能しなくなる。これは阪神大震災以来の感想である。 と、ジムで朝から泳いだあと、プールから上がってジャグジーで体を温めているときに考えた。 最近平泳ぎの型が「見えて」き…

あなたの蕎麦 わたしの蕎麦

毎年この時期は三宮そごうの「藪蕎麦」で「新蕎麦を囲む会」(「鍋を囲む」という言い回しはあるといえ、この名称なんとかならんものか)がある。友人・湘泉子を誘って出かけた。蕎麦がきと天ぷら、薬味に酒一本がついて新蕎麦は食べ放題。湘泉子(こちらと…

『皇帝フリードリヒ二世』(E.H.カントーロヴィチ)〜双魚書房通信⑧〜

ヘリオガバルスの出藍の弟子?マキャベリの師匠?ゲーテの双生児? オビにはこうある。「「世界の驚異」か?「反キリスト」か?」。 だが「か」でつなぐ必要はないだろう、世界の驚異であり反キリストであった。そのうえ、皇帝でもあった。すでにして世界の…

前夜祭

京都に紅葉を見に行った同僚によれば「まだ全然」とのこと。夜はさすがに冷えるとはいえ、まだ気温高いものなあ。来週末あたりから見られるようになるか。奈良にでも行くべいか。でも人多そうだからな。 その同僚曰く、「朝見た時よりは夕方の帰りがけに見た…

しば漬けを漬けましょう

十一月に夏日なんて嫌だなあ、と思っていればいきなり冷寂の気天下に満つ。結構なものである。茄子の値段も少し落ち着いてきたことであるし、しば漬けを作ってみましょう。 茄子は縦四つに割ってから六等分したあと、水にさらしてアクを抜いておく。でないと…

トアロード縦走

トアロードの下の方にあるもつ鍋屋で飲み会があった。最近いいお店をいくつかトアロード沿いに見つけている。なんとか雨も止んだようなので、家から散歩がてら歩いていくことにした。 まずはフロレスタでドーナツを買う。これは明日の朝ご飯用。1000円以…

君知るや レモンの花咲く国

ご存じゲーテのミニョンの歌。元来《北方志向》を自認していたけれど最近はそれもすこぶる怪しくなってきた。というのはこの数ヶ月というものイタリアにぞっこん夢中という感じなのである。 きっかけといえば・・・実人生の恋愛と同様、複合的なものでこれと…