2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

窓の雨音

この一週間、二回ほどハゲシク呑んだので文字通り酔生夢死の状態。記憶もとりとめがないので、印象にのこっていることを「吹き寄せ」風にぽつぽつと。料理。あおりいか一杯を買って堪能。何年か前に明石の魚の棚で百科事典ほどもあるばかでかいあおりいかを…

まぼろしの紅葉

久々の三連休ながら、給料前のこととて旅行にも出ず家でおとなしく過ごした。以下は三日分の日記。 土曜日の朝、いい気分でめざめる。みなさんがどうか知りませんが、当方は夢で色彩をみたことがほとんどない。見てないのかどうかは定かではないけど、少なく…

精励恪勤

同僚・湘泉子のお誘いを受けて久々に大阪に出向く。一軒目は福島の聖天通商店街に中にある蕎麦屋『からに』。福島の駅で降りるのは初めて。この辺り空襲で焼けなかったのかなあ。古い長屋や路地が残っている。典型的な大阪の下町という感じ。田辺聖子『私の…

雄弁なる沈黙―『最後のイエス』〜双魚書房通信(12)〜 

ふつうには十字架という。著者は初めのほうでこの刑罰の実体を明らかにする。 一般に「十字架刑」と訳されるが、原語のstaurosは単に「杭」の意味。縦杭の上部に両手を固定する形で人をつるしておくと、数十分で窒息死するらしい。それをすぐ死なないように…

江戸料理の粋

江戸由来の東京の食べ物といえば、鮨・天ぷら・うなぎ・蕎麦・おでんといったところか。当方すべて大好きだが、懐石(乃至会席)を本式とする日本料理の中では、(少なくとも本来は)食事として下手な部類に属するわけである。 だから江戸文化の精粋は「庶民…

日記から

朝 無花果、梨、キウイ、バナナ、栗の含ませ、ココア。朝から果物を食べるのは気分がいいが、皮を剥いたり切ったりするのに時間がかかるのが玉にキズ。昼 家に帰ってパスタ(ツナと山菜)。研究社のポープの評伝を読みながら食べる。天気がいいので急いで洗…

かえるとうさぎ

うかうかしていたら旧暦八月十五日、つまり中秋の名月をだいぶ過ごしてしまった。あわてて月見をする。ふだん風流とは縁の無い生活を送っているから、せめてただで(ここらへんが我ながら浅ましい)愉しめる月くらいは玩賞しておきたい。 湊川の市場まで行く…

てふてふが一匹・・・・

韃靼海峡をわたっていくのは絵になるが、こちらはせいぜい八月の石にすがって気息エンエン、悪くすれば「いぢらしい蝶類の騒擾」ともとられかねない。 「もちろん」バタフライのはなし。曲がりなりにもクロール、平泳ぎ、背泳ぎは完成(というのは、一人で練…

ひやおろし試飲会

大学で一時間目から授業という彼女を七時半に送り出すと、二度寝もせずに、掃除洗濯を済ませてこちらも出かける支度にかかる。 兵庫区上沢にある贔屓の酒屋「てらむら」さんから、ひやおろし試飲会の案内を頂いたので、今日は昼から酒にひたっちまおうという…