2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

門々より囃子のこゑ~えんぶり紀行(3)・了~

定宿の朝飯はせんべい汁も出てすこぶる充実している。普段ならゆっくりしたためるところ、この日はせんべい汁だけ啜って飛び出した。言うまでもなく新羅神社での奉納摺りに駆けつけるためである。 今のうちにえんぶりの基礎知識・用語をまとめておきましょう…

中休み、でも宴~八戸えんぶり紀行(2)~

【朝】 朝食の後、長者山新羅神社へ。ここは「八戸」えんぶり(八戸以外にもえんぶりの祭りはあります)の口切りとなるお宮。明日の本番前に参拝しておこうと足を向けた。社域までの坂道、亭々たる杉木立に気持ちが清められる。 本殿。まずはまた八戸に来ら…

鬼が笑う門~八戸えんぶり紀行(1)~

乗り継ぎが綺麗に決まって八戸の中心街に着いたのはちょうど時分どき。目当てにしていた天ぷらやは「土曜のランチはやってないんです」とのこと。まあ三泊するんだから一回くらいはこういうこともあるわな。次回の楽しみとしておきましょう。近くのレストラ…

洛北桃源郷

京都は北区の『仁修樓』会。待ちに待ったというところ。某年某所での『海月食堂』岩元シェフとのコラボイベント以来の大ファンである。独立して店を構えたら、とはつまり上岡誠さんが自分の心ゆくまで腕がふるえるところではどんな旨いものが出るのかと、思…

聖木酔日

久々にお客をした。お越し下さったのは木酔会(木曜の昼から呑みましょうという風雅な集まり)の皆様六名。かなり気合い入りました。献立は以下の如し。 (1)お通し(先吸)…蛤汁※酒をたっぷり入れ、調味はせず。蕗の薹を刻んで散らす。これは大阪・谷町の鮨…