2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

めだかの学校

バルコニーに睡蓮の鉢を設置した。睡蓮はいちばん好きな花。仏教臭いイメージが強いけれど、甘美な夢想とも結びつく一面があることは日本人には意外と知られていない(P.ジュリアン『世紀末の夢』)。 もちろんメダカ入り。一人暮らしなので洗濯物でバルコ…

書物供養

昼前に三宮で理事会(末席で座ってるだけ)を終えた後、寿司屋で飯を食い、ジュンク堂や紅茶屋、葉茶屋、ショコラティエなどを回って買い物。まだ風が乾いてるからしのげるが、それにしても日差しが眩しい。 で、家に帰ってシャワーを浴びたところまではよか…

雨に煙る焼き物のまち〜九州旅行③〜

と思っていたが、翌朝は意外にすっと起床。まだ飲み足りなかったのか。 ともかく駅に戻って、いちばん早くに乗れる唐津行きの列車を探してもらう。駅弁を買うついでに、武雄名産というレモングラスのお茶などの土産もいくつかもとめる。 この日は予報通り朝…

ここにも大樹有り〜九州旅行②〜

午後はグラバー園から造船ドックのほうに回り、さらに余裕があればペンギン水族園も…と思っていたがこの日の午後はグラバー園と大浦天主堂のみで手一杯。いうまでもなくビールの飲み過ぎのせいだけど、初めての街を知るには歩くに如かず、とバス・タクシーは…

長崎は快晴なりき〜九州旅行①〜

今回の旅行、一番のヤマ場はひょっとして出発までにあったのかもしれない。 六時前に仕事を上がって帰宅するとざっとシャワーを浴び、留守番メモを残して、あらかじめ用意してあった荷物をひっつかんで家を出る。 とこう書けば、べつにだらだらしてたわけで…

王としての樹木

詩人・多田智満子の「桂の清水」というエッセーがある(『森の世界爺』所収)。根元から滾々と清水を噴き上げる桂の大木を見に行ったという話から始まって、神話的思考への愛着を公言していた多田さんらしく、最後は樹木と水と聖なるものとの関連性というか…

空飛ぶ烏賊

人と会う約束をしていたので、久しぶりの雨の中を歩いてトアロードに向かう。行き先は『紀茂登』。一年ぶりくらいになるのだが、一本目を頼んで出てきた銚子は、初めての時にくれた錫の猪口のツレになるもの(「絶句した」で書きました)。おや、と思って前…

連休連闘

師匠のお宅は、阪急芦屋川を下辺、奥池あたりを上辺とした矩形の大体真ん中あたりの高さに位置している。先日連句の会へのお招きを受けたので、初めて歩いて上ることにした。これまではずっとタクシーを使用していた。 グーグルマップの案内では7分とあった…