2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

献立だけの記事

連休だったので、秋らしい献立でゆっくり料理を調え、ゆっくり呑みました。 ・鯛の子塩辛、たたき長芋 ・菊花くるみ和え ・黒豆豆腐の揚げ出し ・鮭味噌漬け焼き ・さばきずし ・栗と蓮根と鶏の煮物 ・むかご飯 料亭で食べたらどれだけとられるか、と思うと…

ミシュラン京阪神版

ミシュランの2010京阪神版が発売されて、新聞各紙が取り上げている。 まあ、こういうのは祝祭のようなものだから、あって悪いわけではないが、掲載されることで客層が荒れたり、もっとひどいことには店の味や客あしらいが荒れたりといった弊害もまた少な…

秋桜

連休てなよろしいもんで、一日目でカラダの疲れをぬぐうことができるもんですから、次の日の朝はなまじ仕事があるよりもはやく目が覚めたりして。 午前もまだはやいうちに用事が全部済んでしまうと、あとは黄金の朝。家のすぐ北にある禅寺の雲水の托鉢の声(…

狂瀾怒濤

とにかく何かが取り憑いていたとでも考えるしかない。 一昨日は、まず同僚三氏と、鯉川筋にあるベルギー料理屋に行った。料理もうまく、ワインもまた結構。すっかり上機嫌になって、二軒目はバー。一人は帰ったが、ここで別の同僚二名が合流。 バーの後は台…

亡者の海のレンブラント

「悪の研究」では、古書会館しか行かない、と言っておきながら、結局は他の二つの古書市(四天王寺、大阪天満宮)もまわってしまった。膏肓に入った病だから仕方ないんだけれど。 もっともこの日は大阪天保山のサントリーミュージアムで開催中の『ポーランド…

かますを干す

一年の内、秋が二百日くらいあればいいのにな、と、一年の内二百日くらいは思う。温暖化というよりは熱帯化しつつある日本の気候では、ますます秋の居場所は少なくなっている、とは誰しも肌身で感じていることだろう。 しかし、その分だけ秋を満喫する気持ち…

悪の研究

十月四日は「古書の日」だそうで(なぜこの日なのかは分からぬ)。 それに合わせて古書市があちこちで開かれている。関西だと、四天王寺、大阪天満宮、谷町古書会館。たしかに、いい季節だしなあ。秋気澄明の下、古書をあさるのは無上の快楽である。 とはい…

芳醇なるもの

日中はいくら暑くてもしょせんは死にゆく夏の虚勢、三時くらいをすぎた太陽は、恨みがましい光線を放ち、その分だけ“没落”の印象を灼きつけるだけであった・・・・。 十年ぶり(?)にスティーヴン・キングの『呪われた町』を読み返してみると、ストーリー・…