2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

野菜その日その日

朝食を摂ったあとに梨を剥いて食べた。一つ百円にしては汁気も甘さもまずまずだったが、丸一個食べ終えた直後から喉や歯茎といった、果肉にふれた部分の粘膜が一斉に腫れてくる。かゆみはない。 桃やメロンではちょくちょくこうなっていたけれど、梨は初めて…

チチェローネ

大学の先輩・後輩(いずれも連句仲間でもある)と『播州地酒 ひの』で呑む。はじめの「奥播磨」が旨かったな。吟醸のくせにひよわな感じがなくて、肴に合う点が気に入った。刺身(しめさばが絶品)、名物ポテサラ、蒸し穴、蓮根天ぷら(歯触りを最大限引き出…

いきものがかり 〜さつま旅の記(4)〜

旅行からもう二週間経っているのだが、ニュースで桜島の「記録的爆発」を見ていると、やはりどうしても鹿児島の三日目のことが思い出される。それを記して締めくくりとしたい。 前夜あれだけ呑んだのに、朝起きてみると、意外にもけろっとしている。これすな…

豚討伐で同士討ち〜さつま旅の記(3)〜

二日目の鹿児島はまずまずの天気。ホテルの温泉にゆっくり浸かってから何はともあれ天文館へ。近くの定食屋に入り、卵焼きとおひたしでビールの小瓶を空けながらバスの時刻を調べる。この日は薩摩焼の窯元が集まる美山へ向かうことにしていた。 『故郷忘じ難…

さつま鳥に食われて〜さつま旅の記(2)〜

結局観光バスの窓から見た桜島はずっと雨煙のなか。これはこれで一つの見物だろうと言い聞かせながら市電・シャトルバスを乗り継いでホテルに戻る。晴れていれば桜島を一望にできるという露天風呂からも当然見えない。それでもなめらかなお湯で体をほどくと…

鎮めの山 怒る島〜さつま旅の記(1)〜

八月の「鯨飲馬読」は旅行の記事からお届けします。一回書いたような出だしだけど。 今回の行き先は鹿児島。暑いだろうが、どうせ猛暑なんでしょという気持ちがあった。つまり失礼ながら半分はやけのやんぱち。暑さを満喫し、暑さに額づき、暑さにヤラれる、…