2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

真夏の果実

給料も出たし、呑みに出ようかな・・・と思いつつ一応スーパーに寄ってみると、魚が色々安かったので、急遽「家呑み」に切り替える。 穴子(生。三尾)は皮目に熱湯をかけ、包丁の背でぬるぬるをこそげたあと、白焼きして、半分はそのままわさび和え(三つ葉…

一枝を剪らば・・・

三宮に用事があって出かけた。トアロードに紅茶専門店を見つけたので入ってみたら、なかなか感じのよいお店だった。ふだんフレーバードティーは呑まないが、中国緑茶にバラの花びらと矢車菊を混ぜた銘柄の香りがすがすがしくて面白そう。水出しも大丈夫、と…

絶句した

久々に心揺さぶられる料理を食べた。先付 はも、ずいき、梅ジュレ添え(蓮の葉に) 飯蒸 玉蜀黍、ズッキーニ 椀 あこう真蒸、冬瓜 造り あぶらめ、鯛 八寸 蓴菜、栗南瓜(クリームチーズ味噌漬射込)、きぬかつぎ、鴨塩焼、蒸し鮑、蛸、椎茸とずいき胡麻クリ…

シュルシュル、パーンの夏

連日お腹が痛い。 食(水)あたりなのか、寝るときに扇風機をかけっぱなしで冷えたのか、ビールの飲み過ぎなのか、はたまたいつかの(と言わなければならないトシだ)ジムの筋肉痛なのかが分からない。 以前も、数年ぶりかで二日酔いで吐いたなあと思ってい…

夏料理

久々に三宮の割烹『なが坂』に行った。前回は寒いさなか、予約もせずにしかも閉店にまもない時間に飛び込んだ。一月だからということだろう、お椀に花びらもちを模した趣向がこらしてあったのが嬉しかった。今回の献立は以下の如し。 先付 胡麻豆腐、甘海老…

我が愛しのミナミ

家に帰ってみると、何本かある水槽のうち、ミナミヌマエビだけを飼育しているところで稚エビが孵化していた。糸くずのようで、見えるか見えないかの大きさながら(虫眼鏡でのぞいてみると)くりくりといっちょまえの目玉が付いているのがかわいらしい。 こど…

『詩という仕事について』(J.L.ボルヘス)〜双魚書房通信 ⑥ 〜

《魔術師 魔術を語る》 「詩とは何か?」―その答えを20世紀文学最大の守護聖者の一人である巨匠が解き明かしてくれるのではないか。書名を見てそう考え、手に取った人も少なくないはずだ。実をいうと評者もその口であった。その期待にこの一冊は答えてくれた…

フジミのあいつ

生きのよい川津海老が安かったので、茄子とくっつり炊いた。この日は鹿の子に包丁目を入れて水にさらしただけだったが、丸のまま揚げてから炊いてもいい。味はこころもち濃いめ。肝腎なのは一晩味を含ませること、冷たく冷たくして食べること、摺り生姜を忘…

大味小味

雨の音を家で聴くのは落ち着くものだ。ジムで一汗かいてもどり、シャワーを浴びたら浴衣に着替えてさっそく一杯。午後から読みたい本がたまっているのでこれは酒ではなく玉露。氷出しのものをグラスに半分ほどのものをちびちびやる。そして例のBSの番組を…