2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

浪華掃苔

「全大阪」という謳い文句にひかれて、谷町四丁目の大阪古書会館で催された古本市にいそいそと出かける。 阪急で梅田に出たあと、阪神百貨店に寄り道し、「吉野寿司」で弁当を誂える。ここはまずまず良心的な商売をしているので、大阪で少し歩く時にはよく使…

オシャカになりました。

日曜日は拙宅にて忘年会。客は孫悟空・猪八戒・沙悟浄、そして三蔵法師のみなさま。 わたくしは金角?牛魔王?イエイエ、衆生済度、つまり料理酒の世話に走り回っていたから、もちろんのこと大恩教主お釈迦様という役回りであります。 メインの鍋はハタ。こ…

ひとりしづかにのむべかりけり

宣伝で見たジェフリー・ラッシュの顔に実に味があって、『鑑定士と顔のない依頼人』を観にいった。なので今回は映画を観てないとおそらく何がなにやら分からぬ体の文章になっているかと。あしからず。 朝日ビルのシネ・リーブルはいい映画館で、それは良いの…

野獣降臨

といっても、野田秀樹さんの舞台を見に行ったわけではなくて。 同僚・湘泉子と東淀川『とりや圓』にて二人忘年会。名前の通りの焼き鳥屋なのだが、この日はついに普通のトリの串は三本しか食べず。 体調が悪かったわけではなく(ただし前日(?)は朝十一時…

再び「食」を語るむずかしさについて

和食がとうとう世界遺産(無形文化遺産)に登録された。 ここでいう「とうとう」とは、「女につぎこんだあげくとうとう会社の金に手を付けた」「とうとう北朝鮮がホントにテポドンを東京めがけて発射した」というほどのニュアンス。トキでも喫煙者でも(筒井…

昼下がりに琵琶湖一周。(承前)

実は三宮『いたぎ家』にて「滋賀酒を楽しむ会」というイベントに参加する予定があったのである。スタートは午後一時。たしか前日家にたどりついたのが午前五時半。どうなりますやら。 どうなるって、二日酔いになるに決まっているんである。午前十時に起きて…

笑ウ寿老人

日々の営みが単調に思われるような時、エネルギーを注ぎ込んでリズムを賦活させるために何をするか。 たとえばグールドのバッハを聞く、時実新子の川柳を読む、ヴェトナム料理を食べに行く、などいくつか手はあるが、少なくともこれまでに効験が一等顕かだっ…