梅雨じたく

  朝から快晴。休みだが早起きして洗濯機は回しづめ。シーツも布団カバーも中敷きも全部洗ってしまう。
  昼からは元町で買い物。例のごとく海文堂に寄ってみると、こんどは(記事「もとぶら」に既述)「ロシナンテ」という古本屋の「蔵書一挙放出」セールなるもの開催中(ワゴン一つだけど)、おまけにその向かいの棚では「お客様の本を売ります」というコーナーまである。
  ホント、ヘンな本屋だなあ。永く贔屓にしますよ。
  中井英夫の余り見かけない『香りへの旅』(平凡社カラー新書)を手に入れる。新刊では中井久夫さんの『私の日本語雑記』を買う。『カヴァフィス全詩集』の豊潤な日本語にイカレて以来、おそらく中井久夫さんの文章は、専門の精神医学に関する論文もふくめてほとんど読んできた。それだけに、正面切って「ことば」を論じているこの本は楽しみでしかたない。
  昼食は三宮で天ぷら。たぶんこの店にはもう来ないと思う。宇治川の荒物屋で梅干し用のガラス瓶を買って帰宅。注文していた麻の単衣が届いている。同じく本麻の襦袢とあわせて、さあ、どこに行きましょうかね。
晩はイサキの塩焼き、鰆の子と高野豆腐の「炊いたん」、アイコ(という山菜)のお浸し。