本当にメモ

 梅雨入り前の風は本当に気持ちがいい。昼酒呑んで川ばたを歩いて帰る時などは特に。

 最近読んだ本。このところ色々弱り気味なので、いつも以上に無愛想なメモとなる。

 

柄谷行人『世界史の実験』(岩波新書

○山泰幸『江戸の思想闘争』(角川選書

村上春樹『若い読者のための短篇小説案内』(文藝春秋)・・・とことん実作者の視点から、というところが面白い。といって技術批評に終始するのではなく、それぞれの作家の核に当たるぬるっとした部分に控えめながら言及しているくだりこそが読みどころ。

○市川裕『ユダヤ人とユダヤ教』(岩波新書

○ケイトリン・ドーティ『世界のすごいお葬式』(池田真紀子訳、新潮社)

鈴木健一不忍池ものがたり』(岩波書店

○田中祐子『公共的知識人の誕生 スウィフトとその時代』(昭和堂

○バーツラフ・シュミル『エネルギーの人類史 上下』(塩原通緒訳、青土社

○北村暁夫『イタリア史10講』(岩波書店

○国分功一郎・互盛央『いつもそばには本があった。』(講談社選書メチエ)・・・連作エッセイというスタイル。対談はどうしても薄味か情報過多になりがちだから、こういう書き方はもっと試みられていい。

○桑木野幸司『記憶術全史 ムネモシュネの饗宴』(講談社選書メチエ)・・・イエイツの浩瀚な研究書はちょっと・・・という人にお勧め。たいへんすっきりと整理してくれている。この著者の本や論文、もう少し読んでみたい。

○倉田実『庭園思想と平安文学』(花鳥社)

○フィリップ・ソレルス『本当の小説 回想録』(三ツ堀広一郎訳、水声社)・・・今回はなんといってもコレ。ソレルス読んだことない人でも面白く、何作か読んだ人ならなおさら、ソレルス贔屓ならいうまでもなく愉しめる。相変わらず好き勝手言い放題だなあ、全く。悪びれないところに風情、というか妙な色気あり。

 

本当の小説 回想録

本当の小説 回想録

 

 

 

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